|コラム#5|いまにしこころの相談室で行っている心理療法

|コラム#5|いまにしこころの相談室で行っている心理療法

1.はじめに

 おつかれさまです。いまにしこころの相談室の今西広嗣です。今日は、いまにしこころの相談室で行っている心理療法について少しお話したいと思います。

 いまにしこころの相談室で行っている心理療法は認知行動療法(CBT)です。

2.認知行動療法(CBT)とは

 認知行動療法(CBT)とは、お話される方の考えや、行動に働きかけることで、気持ちを楽にする心理療法です。
 人は何かあったときにどう受け取るかによって、その後に生じる感情が変わってきます。

救急車の例

 例えば車を運転しているときに急によこから車が割り込んできたら腹が立ってしまいます。ですがそれが救急車だったらそれほど腹が立たないのではないでしょうか?それは救急車が急いでいる理由を知っているからです。

 同じように横から割り込んできた車が実は妊婦さんを運んでいて、今にも生まれそうだという状況だったとしたら、それはそれほど腹が立たないかもしれません。

 このように人はどういうふうに考えるかによってイライラしたり、イライラしなかったりそういうことが心の中でおきるのです。

 認知行動療法とはこの考え方や行動に注目して、バランスの良いものにすることで、気持ちのコントロールを目指します。

3.どのような人に効果的か?

 認知行動療法は、うつ病、不安症(パニック症、社交不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、強迫症など)、不眠症、摂食障害、統合失調症などの多くのこころの病気に効果があるといわれています。

 いまにしこころの相談室では、特に不安症(パニック症、強迫症)の認知行動療法が得意でよく行うことが多いです。また発達障害の特性を持たれている方の、カウンセリングをよく行っています。

4.まとめ

 最後まで読んでいただきありがとうございます。話を聞いていると、カウンセリングと心理療法の違いってなに?だとか認知行動療法って何と聞かれることもありましたので、簡単にまとめてみました。

 また少しずつ、心理療法・カウンセリング、心理検査、こころの病気など、コラムを書いていきたいと考えております。

参考文献・ホームページ

認知・行動療法センター https://cbt.ncnp.go.jp/contents/about.php

いまにしこころの相談室
公認心理師・臨床心理士 今西 広嗣